オリジナルショートストーリー

クリスマス*NL(オリジナルショートストーリー)

 ←どうも、どうも!!!! →おふう!!!!
クリスマス
               花月 龍谷

口を覆い隠すように、両手を広げてみた。はぁっと息を吹きかけると、白い息のほとんどが横の方に流れていく。本格的な真冬の到来を、白い息と横に流す冷たい風が告げている。
それにしても寒い。両手をこすり合わせてはみたものの、根本的な解決にはならない。  
ただ、ここからだとコンビニは少し遠い。丁度近くに自動販売機があった。思わず缶コーヒーとコーンスープを買い、ズボンの両ポケットに入れてみた。「熱いくらいが丁度いい」なんて、ごまかしを口ずさんでみたものの、お肌から水気が無くなっていくのを実感する。
 夜の静まった公園。乾いた空は澄んでいて、星と白い雲が俺を見ろと主張している。
 今日はクリスマスイヴだ。
早く帰らなきゃいけないのに、何故か今はそんな気分じゃない。
 私は十六歳。女子高生。塾の帰りにちょっと自転車で公園を徘徊するのが趣味。
でも、クリスマスイヴに華の女子高生が、一人で公園を徘徊するなんておかしい。というのが、一般的。そんなのわかっている。
 話を数時間前にさかのぼらせる。
 
 クラスのちょっと気になる男の子にひょんなことから、クリスマスの話題に誘導した。それで次の言葉を発してみたのさ。
「あんたと過ごしてやっても良いのよ!この私が!」
ちょこっと強気に出てみた。だって男ってツンデレに弱いと聞いた。だから、その第一弾のつもりだった。そしたら・・・次に帰ってきた言葉は根も葉も無かった。
「いや俺、友人と鍋パーティやるからな~。だから今日は無理!お前も女子とやりゃあ良いじゃん」
こいつは女子の気持ちを考えていない。私の付きあってあげても良いかなリストから、こいつは一生消えた。

そういえば、家にはおばあちゃんしかいないな。母と弟はスーパー銭湯に行くと言っていたし、父に至っては単身赴任でそもそも家にいない。うーん、ムカツク!
そもそもなに。クリスマスイヴに女子から誘うなんて、男からしたら、凄く贅沢なことなんではなくて?せっかく誘ってやったのに誘いを断るなんてぇ~・・・ムカツク!
 こうなったら、気分だけでも味わってやるわ。今日だけは貯めていたバイト代をはたいてチキンとシャンパン、それにブッシュ・ド・ノエルでも買ってやる。
「あっ・・・雪!」
無情にも一人きりのホワイトクリスマスとなってしまったのだ。でも、神様が雪をプレゼントしてくれた。さぁて、家に帰ってクリスマスの特番を見ながらケーキをものすごい勢いでむしゃむしゃ食べる。そんでもって、熱い風呂に入ってやる。これが高校生女子の、一人きりのクリスマスイヴ。 
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~ Comment ~

NoTitle

気が強い女子高校生ですね。シャンパンは買っちゃダメですよ!
澄んだ空には天体観測がぴったりだと思うんですけどね。結局特番かい!
若い頃ってエネルギーに満ち溢れてて、変化を求めがちなあの頃を思い出しますね。
ああ、懐かしいな。
サイレントナイト。(ネタ古っ)

Re: NoTitle

一応ツンデレを目指してみたんですが・・・。ツンしかない事に後から気が付いたと言うwwwwね(笑)
あれっ?シャンメリーと書いたはずなんですが・・・、書き間違えてましたかね???

私はクリスマス一人、クリスマス番組の特番見てケーキ食べてチキン買ってました。(笑)
あっれ?これ実体験じゃん!!!!ちっちがうもん!!!!(必死)

ネタが分からないぉ。サーセン
  • #9 花月龍谷(かづきりゅうや) 
  • URL 
  • 2014.12/10 23:25 
  •  ▲EntryTop 
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